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骨折治療におけるNMNの可能性について

本研究は骨折などの損傷後に幹細胞によって始まる骨の再生プロセスが、加齢や悪影響によって大きく阻害されることに着目し、ニコチンアミドモノヌクレオチド(NMN)が骨再生にどのように寄与するかを調べています。
NMNとは、体内でNAD(ニコチンアミドアデニンジヌクレオチド)と呼ばれる物質の前駆体で、細胞のエネルギー産生や修復に関与する重要な役割があります。
本研究では マウスの大腿骨に骨折を起こし、NMNを投与して修復効果を評価しました。
分析はマイクロCT(3Dイメージング)、組織染色、力学テストなどで骨の修復を観察しました。

また、幹細胞の増殖能力を評価するため、フローサイトメトリーやqRT-PCR(遺伝子発現測定)などを使用しました。
その結果、NMNを投与することで、骨折部位に形成される「仮骨(かこつ)」が増大し、骨修復が早まりました。
これは、NMNがNADの量を増やし、軟骨の形成を促進するためです。

また、NMNが幹細胞の増殖を促し、特にNotchシグナル経路(細胞の増殖や分化を調節する経路)を通じてその効果が現れることが示されました。
免疫細胞であるマクロファージが幹細胞の増殖に影響を与えており、これがNMNによる骨再生の鍵となっていることが示唆されました。
以上を踏まえ、NMNを用いることで骨折治療を早める戦略が期待されており、NMNと幹細胞、特にマクロファージとの相互作用が重要な役割を果たすことが明らかになりました。
表題:Nicotinamide mononucleotide enhances fracture healing by promoting skeletal stem cell proliferation

 

<引用>
https://www.thno.org/v14p5999.htm
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC11426247

 

記事引用元>Facebook:一般社団法人NMN機能性食品開発協会

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